2017年12月29日金曜日

淵野辺駅南口まちづくり計画案について申し入れ

 JR淵野辺駅南口にある大野北公民館や市立図書館などの公共施設を鹿沼公園内に複合施設として建て替える計画案が11月に市議会全員協議会で議員に説明されました。
 市民には12月22日に説明会が催され、約200人が参加しましたが、時間切れで質問者10人ほどが質問できずに終了しました。
 日本共産党市議団は、12月28日に市長に対して、再度説明会を実施し、あまりにも拙速に進めようとしている市のやり方を改めるよう以下の申し入れを行いました。
 市側からは、小川都市建設局長、渡邊都市計画課長が応対しました。


相模原市長 加山 俊夫 殿

「淵野辺駅南口周辺公共施設再整備・地域活性化基本計画(案)」に対する 説明会を再実施し、「基本計画」を拙速に策定しないことを求める申し入れ
                     
                    日本共産党相模原市議団 団長 松永 千賀子

 去る12月22日(金)午後6時半から市立図書館で開催された「淵野辺駅南口における公共施設の再整備とまちづくりの説明会」(以下、「説明会」)は、2018年1月16日までパブリックコメントの募集がおこなわれている「淵野辺駅南口周辺公共施設再整備・地域活性化基本計画(案)」(以下、「基本計画」)についての説明会としておこなわれまし た。
 説明会は、年末の平日夜という設定にも関わらず、約200人が出席し、質疑応答では、「基本計画(案)」に対する質問や疑問、意見、懸念の声が数多く出されました。

 市が予定していた終了時刻の時点で、質問希望者がまだ多数いたにも関わらず、「会場の 都合」を理由に打ち切られ、説明会が終了するという事態が起きました。 このようなことは、市民の声を真摯に受け止め、まちづくりを住民とともに進めるとい う点で、行政不信を招くものになりかねないことであり、問題です。

 この地域のまちづくりに関する要望が、まちづくり会議等から出されている経過がありますが、「新聞記事で初めて知った」、「唐突だ」との声があるなど、住民間での情報共有や 議論が十分とは言えず、現時点で住民合意が図られているとはいえない状況です。 議論、意見交換などは始まったばかりであり、市のスケジュール通りに「基本計画」策定、工事、供用開始と進行していくことになれば、住民間の分断や行政不信をさらに招く ことになることが危惧されます。 よって、以下の3点について申し入れます。

1.説明会を再実施すること。その際、市民が参加しやすい日時設定をおこなうこと
2.説明会では質疑応答時間を十分に確保し、希望者全員が質問できるようにすること
3.「基本計画」策定は拙速におこなわないこと
                                     以上